免許を返納してもお年寄りが幸せに暮らせる町づくり
岡本「二つ目の改革案を教えてください」
岡部「高齢者の買い物、病院への移動手段の支援です。車の移動が主となる栄町に住んでいると、免許を返納した後の生活に不安を覚えてしまう人が少なくありません。実際、町民意識調査でも、栄町に対して『高齢者が生活する場所として、やや不満、不満』と回答した人が、60代や70代よりも40代の人のほうが多いという結果になっています。これから長く栄町に住もうと思っている人のほうが、老後の生活に対して大きな不安を覚えていることがこの調査からも浮き彫りになっています」
岡本「解決策はあるのでしょうか」
岡部「2022年から竜角寺台自治会でスタートした『送迎支援サービス』を、栄町全体に導入できれば、状況は少し変わっていくのではないかと考えています。スーパーや病院に行きたい「利用者」と、それらの人を自家用で送迎する「支援者」をマッチングするサービスで、年間100件以上の申し込みがあります。この仕組みに関しては、スムーズに栄町に導入できるのではないかと考えています」
岡本「一つ目に掲げたバスの交通手段の改善と組み合わせれば、大幅に栄町の交通の便は改善していきそうですね」
岡部「一部の都市部を除けば、全国の多くの市町村が交通手段の悪化に頭を抱えています。栄町が全国に先駆けて、交通手段の改善に成功した町になれるぐらいの覚悟で、交通問題には取り組んでいきたいと思っています」
ホームページやSNSを活用して子育て情報の発信
岡本「三番目の改革案を教えてください」
岡部「ホームページやSNSによる情報発信の強化です。町民意識調査報告書によると、『充実して欲しい情報入手手段は『広報さかえ』に次いで、『町のホームページ』が2位に位置しています」
岡本「町のホームページを見たい人が多いんですね」
岡部「ところが、『ホームページを見たことがありますか?』の問いに対しては、『見たことがない』と回答した人が約4割を占めていました。つまり、『ホームページで町の情報を収集したいけど、見てもどうせちゃんとした情報が載ってないんだろう』と、町のホームページに対して期待していない人が多いのが現状なんだと思います」
岡本「今の栄町のホームページは、ちょっと分かりにくいところがありますからね。LINEによる情報発信は非常によく頑張っているんですが」
岡部「町民意識調査報告書では、『地域活動に参加しない理由』の21.3%が『活動に関する情報がない』と回答しています。でも、これは裏を返せば、ホームページやSNSで、ちゃんと情報さえ発信すれば、地域活動に参加する人を増やす伸びしろになるのではないかと考えています」
岡本「自然災害が起きたら、地域内の情報共有が命綱になりますからね」
岡部「ただ、お恥ずかしい話、私自身、ホームページやSNSには詳しくないので、どのようにネットを活用すれば、町民に対して有効な情報を発信することができるのか専門的な知識を持ち合わせていません。だからといって、町の発展には必要不可欠な取り組みなので、町内に住むネットの知識が豊富な方の協力を得て、ホームページの改善やSNSによる情報発信に力を入れていければと思っています」