岡部ちえこ プロフィール

昭和35年7月16日生まれ
昭和56年 日本女子体育短期大学卒業
昭和62年 栄町竜角寺台に転入
平成3年 医療事務勤務
平成27年 千葉県立栄特別支援学校勤務

【地域活動】

竜角寺台自治会長 (平成29年度~令和3年度)
地区連絡協議会会長(平成29年度・令和3年度)
NPO法人「市民後見センター印旛」理事

【家族構成】

4人家族(夫 ・長男・長女)

【趣味】

お花を育てること
料理

30年以上暮らす大好きな栄町

 小さい頃から身体を動かすことが好きだったので、中学はバレーボール部、高校はバスケットボール部に所属して、体育会系の環境で学生時代を過ごしました。

将来は体育教師になろうと思い、日本女子体育短期大学に進学。教員免許も取りましたが、家庭の事情で家業を手伝うことになり、夢だった体育教師になることはできませんでした。 

 その後、医療事務の仕事に就くことになり、縁あって空港勤務だった夫と結婚。昭和62年、27歳の時に栄町の竜角寺台に引っ越してきました。

当時は竜角寺台小学校までのっぱらが続く、発展途上の住宅地でしたが、次から次へと住宅が建てられていく光景を見て、ワクワクした気持ちが止まらなかったことを覚えています。  

 自治会で役員に携わった頃、知人から栄特別支援学校で職員募集の話を聞きました。学校で仕事ができることは体育教師になれなかった私にとって、またとないチャンスでした。すぐに申し込み、平成27年から技能員として千葉県立栄特別支援学校で働くことになりました。
 

 校内の花壇の整備をしたり、配膳のお手伝いをしたり、充実した日々を過ごすことができました。

もともと花が好きだったので、学校のトイレに花を飾り、学校の先生方に「きれいなお花で心が癒される」と言われた時は、自分の趣味が仕事に生きた瞬間でもあり、この仕事にやりがいを強く感じました。

栄特別支援学校のトイレに生けた花

トイレの雰囲気が少しでも明るくなればと思って始めました

花植えは趣味で、庭にはいろいろな種類の花を植えています

もっと女性の声を自治会に活かしたい

ちょうどのその頃、私は竜角寺台の自治会で会計の仕事をしていました。そこで自治会の運営の面白さに惹かれたのと同時に、難しさを知ることになりました。 

自治会員のみなさんは、少しでも町を良くしようという熱い思いを持っている人が多く、会議では意見がぶつかり合うことが度々ありました。

また、全員がボランティアの立場で参加することもあって、お願いごとをしたり、間違いを訂正したりすることが、非常に難しい仕事であることを強く実感しました。 
 
男性の役員が多い自治会の役員の中で、女性が声を上げることが難しいことも、悩みの種でした。しかし、もともと人と話すことが好きな性分だったので、次第にコミュニケーションを取ることも、苦にはならなくなっていきました。

それよりも、もっともっと自分たちが住む竜角寺台をよくするには、どうすればいいのか、より真剣に考えるようになりました。

特に意識するようになったことは、自治会への女性の参加でした。町のイベント事に参加するのは、主に自宅にいる機会の多い主婦がほとんどの時代でした。

しかし、当時は男性の役員の中で、女性が意見をすることが難しく、もっと女性の意見が出やすい雰囲気の自治会にすれば、町内の雰囲気もガラリと変わるのではないかと思うようになりました。 

また、自治会の役員の多くが会社勤めの経験のある男性だったこともあり、会議の進め方や話の内容が難しく、女性でも分かりやすい話し合いができれば、もっと自治会の役員のなり手が増えるのではないかとも考えるようなりました。 

 そんな中、当時の自治会長から「次の会長になってくれないか」と声がかかりました。自治会の運営が大変なことは身に染みるほど分かっていたので、引き受けるかどうか非常に悩みました。しかし、もっと自分が自治会員同士の話し合いに入っていけば、竜角寺台がよくなっていくのではないかと前向きに考え、自治会長の仕事を引き受けることにしました。 
 
 周囲の支えもあって、平成29年から令和3年までの5年間、無事、自治会長をつとめあげることができました。 一番強く印象に残っているのは、竜角寺台のコミュニティホールの建て替えの仕事でした。

建物の設計に問題があり、一度決まった業者を代えなくてはいけなくなり、臨時総会を開いて、再度、自治会員の承諾を得ることから始めなくてはいけなくなりました。 

 コミュニティホールを建てる予定だった建設業者にも一人で謝罪に行き、精神的にもまいりそうになった時期もありましたが、多くの人が協力してくれたおかげで、無事、予定通り、建て替えをすることができました。 

 そのような背景もあって、今の竜角寺台のコミュニティホールに対しては、他の人よりも強い思い入れがあるところがあります。 

2022年から始めた「送迎支援サービス」も、自治会長として取り組んだ施策のひとつでした。スーパーや病院に行きたい利用者を送り届ける支援者をマッチングするサービスで、お年寄りの買い物や病院への送迎への不安が大幅に解消されました。今では年間100件以上の高齢者の方に利用してもらうようになり、高齢化が進む竜角寺台の交通手段へと成長しました。 
 
 また、夏祭りの代わりにスタートした「竜台マルシェ」は、自治会が主催する子ども向けのイベントに加えて、キッチンカー8台を招致し、500人以上の家族連れが訪れる秋の風物詩になりました。

ハロウィンの時期と重なることもあり、町には可愛らしいコスプレをした子どもたちが溢れかえる光景は、まさに女性の役員が増えたことによる、女性らしいイベントの象徴でもありました。

夏祭りよりも準備期間を大幅に短縮し、お手伝いをしてくれる自治会員の人手も縮小。運営コストを4分の1に抑えながら、竜角寺台のみなさんに喜んでもらえるイベントが開催できるようになったことは、自治会としても大きく前進した一歩でもありました。

思い入れのある竜角寺台のコミュニティホール

ハロウィンの時期に盛り上がる「竜台マルシェ」

竜台マルシェは予算を縮小しながら500人が集まった

もっと大好きな栄町のために働きたい!

コロナが明けた2023年に体調を崩し、思うように身体が動けなくなる時期がありました。母親と妹を同じ病気で亡くしており、おそらく私も同じ病気で、そんなに長くは生きられないという覚悟を持つようになりました。

 幸いなことに、通院と薬の治療のおかげで、今では体調も回復、元気に過ごすことができているのですが、「そんなに先は長くない」という思いに至った経験から、私の中で、「竜角寺台だけではなく、もっと栄町のために働きたい」という思いが強く芽生えるようになりました。

約5年間、竜角寺台の自治会長として働いてきましたが、そこで培った経験を栄町のために役立てることができれば、栄町はもっと元気な町になり、その勢いに乗って、私たちの住む竜角寺台も、さらに元気になってくれるのではないかと思うようなりました。

今回、「栄町の魅力 30%アップ大作戦」というキャッチフレーズを掲げたのも、まだまだこの町には可能性と未来が残っていると思っているからです。 

安食駅周辺のバスの運行を充実させて、高齢者の買い物や病院への移動支援、ホームページやSNSの情報発信、ペットと飼い主が住みやすい町づくりなど、それぞれひとつひとつの目標を数%ずつ積み重ねていけば、今よりも3割は栄町の魅力度がアップするのではないかと考えています。
 
それに惹かれて、近隣の成田市や印西市の人たちが「栄町って、とても住みやすそうな町だよね」と言われるようになれば、人口減にも歯止めがかかり、財政にもゆとりが生まれて、さらに住民への行政のサービスが充実するのではないかと思っています。 
 
もちろん、これらの改革を実現することはとても大変なことです。もしかしたら、何年も時間がかかるかもしれません。しかし、自分が生きている限り、少しでもこの改革が実現できるよう、全力で栄町に住む町民のみなさんに貢献していきたいと思いますので、どうか引き続きよろしくお願いします。


岡部ちえこ